2025年は4回開催、いずれも好天に恵まれたKCBM

カワサキファンが集結する巡業型イベント
「カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)」は、カワサキモータースジャパンが主催し、1998年のスタート以来全国各地で開催されてきたビッグイベントです。
最大の特徴は、カワサキファンなら誰でも無料で気軽に参加できること。会場でふるまわれるコーヒーを片手に、ずらりと並ぶ来場者の愛車を眺めたり、出展ブースをめぐったりと、思い思いに過ごせるのが魅力です。9時から13時の開催時間中は出入り自由で、イベント前後に周辺ツーリングを楽しむ方も多くいらっしゃいます。

2025年は、3月9日の徳島県徳島市(KCBM in 徳島)を皮切りに、6月8日に岩手県北上市、10月12日に新潟県湯沢町にて開催。そして年内最後となるKCBMが、11月30日に静岡県湖西市のボートレース浜名湖の対岸駐車場で行われました。
【イベントレポート】カワサキコーヒーブレイクミーティング in 静岡



絶好のツーリング&野外イベント日和のなか、青空のもと開催
朝9時のゲートオープン直後から、カワサキ車を中心としたライダーたちが続々と入場しました。青い空、広大な湖、目の前には爽快な景色が広がっています。駐車場はフラットなアスファルトのため、不安なく愛車を停められるのも嬉しいポイントです。

▲今回の“一番乗り”さんはKLX230 SHERPAを最近増車したという写真右の方。福岡県から駆けつけ、ちなみに前回の新潟会場でも一番でした。左の“二番”さんは「近くに泊まったのに、ホテルが朝6時以降にしか出られなかったため、一番を逃した」と話していました。KCBMは、そんなに早く来場する必要はまったくありません(笑)。
この日の最低気温は5℃の予報でしたが、最高気温は19℃まで上昇。小春日和となり、ステージイベントが開始される10時には、すでに防寒アウターを脱いで過ごす方の姿も多く見られました。
来場車のナンバープレートを見渡すと、地元の「浜松」や「三河」をはじめとした東海地方を中心に、関東・関西圏の方々も大勢いらっしゃいました。さらに九州や東北など遠方のナンバーもちらほら。KCBMへの参加を旅の目的としつつ、泊まりがけで周辺ツーリングを楽しむ方も数多くいます。



開場後、まずは無料のコーヒーサービスを求める人の列ができました。KCBMでは環境保護の観点から紙コップなどの用意はなく、マイカップの持参をお願いしています。




マグカップは公式グッズショップや用品ブースでも販売されています。年度ごとにデザインが刷新されるKCBM公式カップは、自宅やアウトドアでも使いやすく、お土産として購入される方も少なくありません。


用品メーカーや周辺地域のカワサキプラザブースでは、新製品のチェックやカスタムデモ車の見学、ショッピングが楽しめます。オイルやタイヤ、チェーン、マフラーなど専門スタッフからセットアップの秘訣や開発裏話などを直接聞ける、またとないチャンスです。





1回5000円の「KCBMガチャ」も人気コンテンツのひとつ。金額こそ張りますが、必ず5000円以上のアイテムが手に入ります。KAZEメンバー限定のガチャ「KAZEグリーンチャレンジ」も用意されており、現地で入会して挑戦することも可能です。

▲挑戦は1回5000円。何が出るかはお楽しみ。

▲挑戦は1回5000円。何が出るかはお楽しみ。

▲1万円でも絶対に買えないアイテムが数々用意されています。

▲なかには、とびきりの当たりも。このライディングジャケットの定価は6万4350円!

▲こちらはKAZEメンバーなら1イベント1回チャレンジできるガチャ「グリーンチャレンジ」。KawasakiとKAZEのロゴが入ったオリジナルグッズが当たります。

▲こちらはKAZEメンバーなら1日1回チャレンジできるガチャ「グリーンチャレンジ」。KawasakiとKAZEのロゴが入ったオリジナルグッズが当たります。

▲こちらはKAZEメンバーなら1日1回チャレンジできるガチャ「グリーンチャレンジ」。KawasakiとKAZEのロゴが入ったオリジナルグッズが当たります。
飲食ブースも充実しており、朝食や昼食、ブランチを楽しむのもいいでしょう。飲み物は無料のコーヒーがあるので安心ですね。



今回は、カワサキ・ELIMINATOR乗りとしても知られる俳優の若月佑美さんが初参加しました。駐車場を埋め尽くすモーターサイクルの数に圧倒されつつ、各ブースや会場めぐりを満喫されていました。この模様は、カワサキの公式YouTubeチャンネルで公開中です。

▲KCBMに初参加した若月佑美さん。

▲KCBMに初参加した若月佑美さん。
2024年から設置され人気となっている「KCBMモニュメント」は、ここ浜名湖でも絶好のフォトスポットになっていました。



11時30分と12時30分からは恒例の「じゃんけん大会」を実施。賞品獲得を目指し、ステージ前には多くの参加者が集まりました。

▲「最初はK」から始まるのが、KCBMのじゃんけん大会では恒例となっています。MCは常連の参加者にはお馴染みとなっている塩田康介さんが今回も担当しました。賞品はハンチング帽やTシャツなど、モーターサイクルでも持ち帰りやすいアイテムばかりです。

▲「最初はK」から始まるのが、KCBMのじゃんけん大会では恒例となっています。MCは常連の参加者にはお馴染みとなっている塩田康介さんが今回も担当しました。賞品はハンチング帽やTシャツなど、モーターサイクルでも持ち帰りやすいアイテムばかりです。

▲「最初はK」から始まるのが、KCBMのじゃんけん大会では恒例となっています。MCは常連の参加者にはお馴染みとなっている塩田康介さんが今回も担当しました。賞品はハンチング帽やTシャツなど、モーターサイクルでも持ち帰りやすいアイテムばかりです。
また今回は、カワサキのデザイナーとして数々の名車を手掛けてきた福本圭志さんと、二輪ジャーナリストの川崎由美子さんによるトークショーも行われました。KCBMはステージイベント中心の催しではありませんが、会場ごとに内容が異なるため、それも楽しみのひとつです。

KCBMのオフィシャルステッカーは、SNSでイベントの模様を投稿した方全員にプレゼントされました。この日もSNS上には「#KCBM」「#カワサキ」の投稿が続々。今後KCBMに行ってみたいと思っている方は、参加者のリアルな声や楽しみ方をSNSでチェックしてみるのもおすすめです。


13時前には集合写真を撮影して閉幕。最終的に総勢2142人ものファンが集いました。
13時、スタッフの手厚い見送りとともに、参加者のみなさんはそれぞれの帰路や次の旅路へと走り出していきました。




今年は静岡会場だけでなく、すべての開催地で天候に恵まれ、素晴らしいコーヒーブレイク&ツーリング日和となりました。2026年のスケジュールは未定ですが、カワサキ好きが一堂に会するこの祭典は、今後も年間を通じて各地で開催される予定です。
レポート:西野鉄兵


