真夏の祭典である鈴鹿8時間耐久ロードレースが今年も開幕し、カワサキの誇りを胸に過酷なレースへ挑む5つのチームが鈴鹿サーキットに集結しました。今回、スポットを当てるのは、SSTクラスに参戦する#64 Kawasaki Plaza Racing Team、#83 Team38ほか、EWCクラスに参戦する#11 Kawasaki Webike Trickstar Kaedear、#23 KRP SANYO KOGYO & RS-ITOH、#8 Team Bolliger Switzerlandの計5チームです。

金曜日はドライも土曜日からウェットコンディションに

画像1: 金曜日はドライも土曜日からウェットコンディションに

7月3日金曜日の午後に開催された公式予選では、気温や路面コンディションが目まぐるしく変化する過酷な状況下で、各ライダーがタイム短縮を目指して渾身のアタックを展開しました。
翌7月4日土曜日には、日曜日の決勝レースをシミュレートするためのフリー走行が行われました。

しかし、同日午後に予定されていた鈴鹿8耐の名物セッションであり、観客の注目が集まる「トップ10トライアル」は、激しい雨に見舞われたことで安全面を考慮し中止に。

画像2: 金曜日はドライも土曜日からウェットコンディションに

代替セッションも行われないことが発表されたため、決勝のスターティンググリッドは金曜日に行われた公式予選の最終順位をそのまま適用して決定されることとなりました。

粘り強い走りで完走を果たした Kawasaki Plaza Racing Team

SSTクラスに参戦する#64 Kawasaki Plaza Racing Teamは、予選でライダーブルーの岩戸亮介選手が1回目に2分07秒329、ライダーイエローの彌榮郡選手が2分7秒725を記録。合算タイムが2分7秒527で総合24番手、クラス4番手で予選を終えました。

レース開始直前には雨が止み、ドライへと回復しつつあった路面状況。しかし、スタートからわずか35分、相次ぐ転倒に伴いセーフティカー(SC)が導入されると、再び雨が降り始めるという波乱の幕開けとなりました。

極めて困難な序盤戦。Kawasaki Plaza Racing Teamはスタートから3時間が経過した頃に総合31番手を走行。難しいコンディションの中で安定したスティントを重ね、レースが折り返しを迎えた中盤戦以降も後方で粘りを見せ、6時間経過時点では総合27番手へと順位を押し上げました。

最終的には降り続く雨の影響でSC先導のままチェッカーを受ける結末となりましたが、幾多の困難を跳ね除け総合27位、クラス5位となり、見事に完走を果たしました。

画像: 粘り強い走りで完走を果たした Kawasaki Plaza Racing Team

カワサキ勢最上位の総合13位を獲得した Kawasaki Webike Trickstar Kaedear

画像1: カワサキ勢最上位の総合13位を獲得した Kawasaki Webike Trickstar Kaedear

#11 Kawasaki Webike Trickstar Kaedearは、予選でライダーブルーのロマン・ラモス選手が2分05秒711までタイムを縮め、ライダーイエローのクリスチャン・ガマリノ選手が2分6秒303を記録。合算タイムは2分6秒007となり、総合14番手、クラス13番手となり、決勝に向けて大きな弾みをつけました。

画像2: カワサキ勢最上位の総合13位を獲得した Kawasaki Webike Trickstar Kaedear

決勝では、スタートから3時間が経過した頃、首位から約1分6秒差の総合10番手につけ上位進出を狙います。6時間が経過した中盤戦では、荒れた展開の中でも安定したラップタイムを刻み続け、総合8番手へとポジションをアップ。

計7回のピット作業を完璧にこなし、シングル順位でのフィニッシュを目指して上位陣の背中を追い続けました。最終的に一歩及ばずトップ10圏外となったものの、総合13位というカワサキ勢最上位の成績を残しました。

過酷なサバイバル戦を走り抜いたカワサキチーム

名だたる強豪たちが転倒やペナルティによって脱落していくなか、その他3チームも不撓不屈の精神で着実にバトンを繋ぎました。

#23 KRP SANYO KOGYO & RS-ITOHは、予選でライダーブルーの佐野優人選手が2回目に2分07秒631、ライダーイエローの佐野勝人選手は2分08秒752を記録し、総合30番手、クラス23番手を獲得。

決勝では中団グループで火花を散らし、6時間経過時点には力強い走りで総合19番手へと浮上。見事に総合19位でフィニッシュしました。

画像1: 過酷なサバイバル戦を走り抜いたカワサキチーム

#8 Team Bolliger Switzerlandは、ライダーイエローのアレックス・トレド選手が予選で2分07秒602、ライダーブルーのニコ・トゥーニ選手が2分8秒252をマークし、総合26番手、クラス20番手を獲得。決勝序盤は総合17番手を走行し、ピット戦略が交錯する中で最終的に総合21位に食い込みました。

画像2: 過酷なサバイバル戦を走り抜いたカワサキチーム

SSTクラスの#83 Team38は、予選でライダーブルーの高谷純平選手が2分12秒053、ライダーレッドの森本誠一朗選手が2分13秒065を記録し総合48番手、クラス14番手に。予選から一歩一歩着実にタイムを詰め、決勝レースでは総合28位、クラス6位を獲得しています。

画像3: 過酷なサバイバル戦を走り抜いたカワサキチーム

降りしきる雨を潜り抜け、5チーム全てが完走

画像: 降りしきる雨を潜り抜け、5チーム全てが完走

事前テストから始まり、金曜日の緊迫した公式予選、雨に翻弄された土曜日のセッション、そして劇的な幕切れとなった決勝レースに至るまで、カワサキのマシンを駆る5つのチームは、それぞれが直面する困難をチーム一丸となって克服してきました。

伝統のライムグリーンを身に纏い、熱い想いとプライドを胸に秘めたライダーやメカニックたちの不屈の挑戦。それぞれのチームが過酷な8時間を走り抜き、栄光のチェッカーフラッグを受けたその姿は、カワサキファミリーの強い絆と飽くなき挑戦の証として深く刻まれました。

文:河村大志/写真:Kawasaki/まとめ:Kawasaki Good Times Journal編集部

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