カワサキ初のEVスポーツ・Ninja e-1。140kgの軽量な車体に、モーターならではの鋭い加速と未知の走りを引き出す「eブースト」を搭載し、環境性能と走る悦びを両立した注目の1台です。今回は、元国際A級ライダーでテスターとして活躍する太田安治さんのインプレッションを掲載します。
画像: Kawasaki Ninja e-1 2025年モデル 定格出力:0.98kW 原動機種類:交流同期電動機 シート高:785mm 車両重量:140kg(バッテリー2個含む) 発売日:2025年3月1日 税込価格:106万7000円 ※道路運送車両法の第二種原動機付自転車に分類

Kawasaki
Ninja e-1
2025年モデル 

定格出力:0.98kW
原動機種類:交流同期電動機
シート高:785mm
車両重量:140kg(バッテリー2個含む)

発売日:2025年3月1日
税込価格:106万7000円

※道路運送車両法の第二種原動機付自転車に分類

eブーストの強烈な加速! 250ccクラスに匹敵する新感覚スポーツ

走行中に右手の「eブースト」ボタンを押し込むと、ギュワ~! と背後から猛烈に押し出される。

ピーキーな特性のエンジンがパワーバンドに入った瞬間や、ターボが効いたときの加速とも違う。まるでレースゲームのダッシュボタンを押したかのような、未知の加速体験だ。

画像1: eブーストの強烈な加速! 250ccクラスに匹敵する新感覚スポーツ

面食らうほどの強烈なダッシュ力を発揮するのは2~3秒だが、その後も排気量が増したような力強さを維持して15秒間速度を乗せていく。

最高速はロードモードの88kmhから一気に105km/hへと跳ね上がり、その加速フィールは従来の中排気量クラスのバイクを思わせる力強さがある。

画像: ▲右ハンドルのスイッチボックス、下にあるのが「eブースト」ボタン。

▲右ハンドルのスイッチボックス、下にあるのが「eブースト」ボタン。

このNinja e-1、ゼロ発進から最大トルクを生み出すモーターならではの特性で、とにかくダイレクト感が凄まじい。オートマチックなのでスクーター感覚でスロットルを大きく開けると、今度はギュン! と鋭くダッシュする。

それでいて、EV特有のシビアすぎるレスポンスはない。スロットル操作を丁寧に行えば極めて穏やかに発進でき、微妙な開閉による速度調整もやりやすい。クラッチやミッションといった駆動系のロスもないため、市街地走行では、扱いやすさや快適性を重視するユーザーにとって、魅力的な選択肢といえる。

これだけのモーターパワーを受け止める車体は、Ninja 400がベース。マフラーがないことに気づかなければグラフィック違いに見えるほど、外観は至って普通のフルサイズロードスポーツだ。

画像2: eブーストの強烈な加速! 250ccクラスに匹敵する新感覚スポーツ

しかし、車重は140kgと軽く、車格としては125ccクラスと同等に収まっている。 走らせてみると、フルサイズらしい安定感が光る。路面のうねりや段差越えで怖さを感じることはなく、コーナリング中のスタビリティも高い。

ややフロントヘビーな感はあるものの、ミニバイクコースのような場所に持ち込んで遊ぶのも絶対に楽しいはずだ。

画像3: eブーストの強烈な加速! 250ccクラスに匹敵する新感覚スポーツ

なお、電費を優先的に制御する「エコモード」では出力が抑えられており、速度域は60km/h前後に留まる。市街地の流れに余裕をもって乗るというよりは、
バッテリー残量を確保したい場面で活躍するモードと捉えるのが自然だろう。

実用面では、主な前提条件として航続距離と充電環境を意識する必要がある。
60km/hの定地走行での航続距離は約55kmとなるため、日常の移動は近距離中心の使い方が想定される。
また、11.5kgのバッテリー2個を満充電するには8時間程度を要するため、
日常的に使うのであれば自宅や駐車スペースで100V電源を確保できる環境が望ましいだろう。

文:太田安治/写真:南 孝幸/まとめ:Kawasaki Good Times Journal 編集部

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