カワサキは、スマートフォン連携機能「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」に対応した車種を年々拡充させています。なかでも新機能の「音声コマンド」は、非常に便利で画期的なもの。本記事では、その使い方や、使用することでモーターサイクルライフがどのように変わるのかについてお伝えします。

「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」とは?

「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」は、モーターサイクルとスマートフォンをBluetoothで接続し、車両情報や走行履歴の確認、車両設定の変更などができるカワサキ独自のスマートフォン連携アプリケーションです。

これは単なるデータ表示ツールに留まらず、車両とのより深いインタラクションを可能にするためのプラットフォームとして設計されています。

画像: ▲「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の画面の一例(Ninja 1100SX SE)。

▲「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の画面の一例(Ninja 1100SX SE)。

使い方

使い方はとても簡単です。まず「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」に対応したカワサキ車とスマートフォンをBluetoothでペアリングし、アプリを起動するだけ。

モーターサイクルのメーターには、着信やメール受信の通知が表示され、アプリ側ではさまざまな情報にアクセスできます。アプリ内で一度ペアリング設定を行なえば、以降は電源を入れるだけで自動接続されることが多く、ライダーの利便性を高めています。

また、アプリの操作は直感的なインターフェースを採用しており、モーターサイクルの専門知識がない方でも容易に使いこなせるよう配慮されています。


画像: ▲「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の画面の一例(VERSYS 1100 SE)。

▲「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の画面の一例(VERSYS 1100 SE)。

できること

「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の主な機能は以下の通りです。
※機能は車種によって異なります。詳しくはこちらの一覧表をご覧ください。

〈車両情報表示・設定変更〉
燃費、航続可能距離、メンテナンススケジュールなどの情報確認、ライディングモード(パワーモード、トラクションコントロールなど)の設定変更が可能です。とくに車両設定の変更は、停車中にスマホから手軽に行なえるため非常に便利。一部の車種では、バッテリー電圧のモニタリング機能も提供されており、長期間乗らない際のコンディション管理にも役立ちます。

〈走行ログ〉
GPSで取得したルート情報、平均速度、走行距離、時間、勾配、エンジン回転数、ギアポジションなど、詳細な走行データをグラフや地図上で確認・保存できます。このログデータは、自身のライディング技術を振り返る際の貴重な教材となるほか、SNSなどで友人・知人と共有する楽しみも提供します。

〈電話・メール通知〉
走行中に着信やメールがあった際に、メーターに通知を表示できます(安全上の理由から、走行中に通知内容の確認はできません)。

〈ナビゲーション〉
スマートフォン画面でナビゲーションの表示もできます。また車種によっては、別途オプションの「ナビゲーション」ライセンスを購入すれば、スマートフォンで設定したルートをメーターに表示し、ターン・バイ・ターン方式で案内を受けられます。

画像: ▲Z900 SE(2025年モデル)のメーター。Z900 SEは2025年モデル以降、ターン・バイ・ターンのナビをメーターに表示することも可能になりました。

▲Z900 SE(2025年モデル)のメーター。Z900 SEは2025年モデル以降、ターン・バイ・ターンのナビをメーターに表示することも可能になりました。

「音声コマンド」は快適な走行をサポートする新機能

「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」に近年追加された「音声コマンド」機能は、走行中の利便性と安全性を飛躍的に高める画期的な新機能です。これは、ライダーが運転により集中できるよう設計された、次世代のインターフェースといえます。

画像: 「音声コマンド」は快適な走行をサポートする新機能

「音声コマンド」機能とは?

「音声コマンド」機能は、インカムなどのBluetoothヘッドセットを装着した状態で、スマートフォンに話しかけるように特定のキーワードを声に出すことで、車両の機能やアプリの操作をハンズフリーで行なえるようにする機能です。

この機能の大きな特徴は、システムが常に待機状態ではなく、特定の起動ワード(例:「Hey KAWASAKI」など、設定による)を発したときのみ、音声認識が開始される点にあります。これにより、意図しない誤作動を防ぎつつ、必要な時に即座に反応する応答性を実現しています。

カテゴリーコマンド例
ウエイクアップ
ワード
ヘイ、カワサキ
ハイ、カワサキ
ハロー、カワサキ
天気天気を教えて
明日の〇〇の天気は?
音量調整音量を上げて
音量を下げて
音量を最小にして
音量を最大にして
電話〇〇に電話をかけて
ナビゲーション近くのレストランに案内して
お腹空いた
ガソリンが無くなりそうなんだけど
〇〇に行きたい
ナビを止めて
経由地にガソリンスタンドを追加して
経由地を消して
目的地まで何キロ?
到着予定時刻は?
目的地までどれくらい?
車両情報オドメータを教えて
走行時間を教えて
平均燃費は?
今のギアは?
あとどれくらい走れる?
バッテリー電圧は大丈夫?
水温はどうなってますか?
KECSの設定を教えて
車両設定変更クイックシフターを有効にして
レインモードに変更して
ライディング
ログ操作
ライディングログを開始して
ライディングログを再開
ライディングログを止めて
ライディングログの状態は?

「音声コマンド」機能が使えるとどう便利になる?

この機能が使える最大のメリットは、安全性の向上と快適なライディングの実現をもたらす点です。

画像: ▲高速道路の走行中も「音声コマンド」を使えば、さまざまな機能を活用できます。

▲高速道路の走行中も「音声コマンド」を使えば、さまざまな機能を活用できます。

〈走行中も機能を瞬時に操作〉
たとえば、「ナビゲーション」機能を使用している際に、「ルートを再検索して」と話すだけで、次の目的地設定のプロセスを始められます。また、音楽再生中に音量を上げ下げしたり、「次の曲」と指示すれば、曲送りが可能です。これらの操作を、視線を前方に保ったまま、ハンドル操作に集中しながら行なえるため、安全運転につながります。とくに高速道路やワインディングロードなど、高い集中力が求められる場面での恩恵は計り知れません。

〈多機能メーターの操作を簡略化〉
近年の多機能メーターは情報量が豊富で、走行中に操作するには集中力を要します。音声コマンドを使えば、たとえば「メーター表示をスポーツモードに切り替えて」と話すだけで、走行モードや情報表示画面の切り替えを簡単に行なえます。物理ボタンを探る必要はありません。

〈ツーリング中のグループコミュニケーションにも貢献〉
一時的に音楽を止めたいときや、ナビゲーションを中断したいときなど、走行中にちょっとした操作が必要になった場合に、声を出すだけで解決するため、グループツーリング中も集中力を途切れさせずに快適に走行できます。天候が悪化し、ナビの案内を一時的にオフにしたいといった突発的な要求にも即座に対応できます。


「音声コマンド」に対応した2026年モデルの車種例

この革新的な「音声コマンド」機能が使用できるのは「Ninja 1100SX」や「VERSYS 1100 SE」など、最新の大型ツアラーだけではありません。

2026年モデルでは、「Ninja ZX-6R」「Ninja 650」「VERSYS 650」などのミドルクラスも対応。さらに「ELIMINATOR」や「Ninja ZX-25R」シリーズ、「KLX230」シリーズなども2026年モデルで対応を開始。メーターがTFT液晶ディスプレイでないモデルも実装できる機能であることから、今後さらなる拡充が期待できます。

これらのモデルでは、車両とライダーがより密接に連携し、まるでモーターサイクルがライダーの意思を理解してくれるかのような、先進的なライディング体験を提供しています。

とくに長距離を走行するツーリングモデルでは、ナビゲーションやメディア操作の利便性が向上することで、疲労軽減にも大きく貢献します。

画像: ▲2026年2月発売予定のニューモデル「Z1100」シリーズのメーター。ターン・バイ・ターンのナビ表示が可能。もちろん音声コマンドも使用できます。

▲2026年2月発売予定のニューモデル「Z1100」シリーズのメーター。ターン・バイ・ターンのナビ表示が可能。もちろん音声コマンドも使用できます。


ライセンスの提供

この「音声コマンド」機能は、「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」のアプリ内でのオプションライセンスとして提供されていますが、カワサキは新規で対応車種を購入したライダーに対し、購入後1年間「音声コマンド」機能が利用できるライセンスを無償で配布しています。

これにより、新車購入者は、購入直後からこの便利な新機能を体験し、モーターサイクルライフに取り入れることが可能です。1年間の無料期間終了後も、継続して利用したい場合は、アプリ内からライセンスを購入することができます。

あなたの声が、新しいインターフェースとなる。「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」の音声コマンド機能が、安全で快適な未来のライディングを実現します。

まとめ:西野鉄兵/写真:赤松 孝、関野 温、Kawasaki Good Times 編集部

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