「KAZE Let's Ride オンロード」とは?

「サーキットは遠い」を解消するライダーのための新体験
「サーキットを走ってみたいけれど、どこから始めればいいのか分からない」「本格的な装備を揃える前に、一度雰囲気を体験したい」。多くのロードモデルユーザーが抱えるそんな想いに応えるべく、「KAZE Let’s RIDE オンロード」は開催されています。
本イベントのコンセプトは、「サーキット走行を、もっと身近に、もっと楽しく」することにあります。本格的な走行会とは異なり、経験豊富なプロライダーによる段階的なレッスンと、安心に参加いただける先導車付きでのレーシングコース体験走行がセット。
ロードモデルユーザーなら車種を問わず参加でき、ライディングスキルを高めながら、モータースポーツの魅力とサーキットという特別な場所の雰囲気を体感できる、充実したプログラムです。
【イベントレポート】KAZE Let’s RIDE オンロード 富士スピードウェイ



2025年10月8日に、イベントは国内屈指の格式を持つ富士スピードウェイ(静岡県)にて行なわれました。当日は終日、爽やかな秋空が広がる好天に恵まれ、参加者のみなさんは集中してライディングに向き合われました。

レッスン会場は、富士スピードウェイのP7駐車場に特設された専用コース。広々とした路面状態のよさを活かし、一日をかけて集中してライディングスキルに向き合える理想的な環境が用意されていました。
豪華な顔ぶれ、プロが直接教える贅沢な学びの時間
このイベントの大きな魅力のひとつが、参加者一人ひとりの挑戦をサポートする、豪華なインストラクター陣にあります。世界の舞台で活躍したレジェンドや現役のトップライダーを含む計6名が、直接指導を行ないました。

豪華なインストラクター陣が魅力!
左から、佐野勝人 氏、岩戸亮介 氏、柳川 明 氏、西嶋 修 氏、山本剛大 氏、佐野優人 氏
経験豊富なインストラクター陣は、その知識を活かし、参加者のレベルや課題に合わせた的確で丁寧なレクチャーを実践。レッスンの合間には座学形式の講習も行なわれ、プロの視点からのアドバイスにみなさんが興味を持たれる様子が見られました。

▲座学の様子。
装備と経験に応じたクラス別徹底レッスン
レッスン内容を監修しているのはKawasaki Plaza Racing Teamを率いる西嶋修氏。実績ある内容に加え、広い会場を利用して定常円旋回などのレッスンも実施されました。充実のカリキュラムで、サーキットランをサポートします。
【ツナギなしクラス】(サーキット未経験者・初心者向け)

レーシングスーツは不要で、気軽に参加できる「サーキットの入口」です。ライディングレッスンに体験走行がセットされており、モーターサイクルをスムーズに操作するためのポイント確認・体験に焦点を当てたレッスンが行なわれました。
【ツナギありクラス】(サーキット経験者・初心者向け)

レーシングスーツ着用が必須です。サーキットを「楽しく走る」ためのレッスンであり、スキルアップを目指すライダー向け。ツナギなしクラスよりも速度域を上げた、よりコーナリングを楽しめる内容となっています。
参加者からは「特設コースを使った練習が濃密で、しっかりと走り込めてよかった」という声も聞かれ、基礎から応用までじっくりと取り組む姿が印象的でした。
富士スピードウェイを走る! レーシングコース体験走行
このレッスンの特典として、全クラスの参加者に「レーシングコース体験走行」がセットで提供されました。国際格式のコースを、自身の愛車で走行できるこのプログラムは、参加者にとって最高の瞬間を迎える場となったようです。

体験走行は、安心して参加いたけるようにするため、インストラクターと四輪の先導車による「フル先導」形式で行なわれました。追い越しは禁止され、ストレートを2回通過しピットインする(計3周)という、あくまでコースを「体験するのみ」に特化した内容です。
また、昼食の提供やドリンクサービスもあり、走行の合間には参加者がリラックスして過ごせる空間となっていました。ゆったりとした時間の中で、リフレッシュする様子が見受けられました。
イベントは終日、好天のもと無事に進行しました。KAZE Let’s RIDE オンロードは2026年度も引き続き開催予定です。まだサーキットを走ったことがなく、興味があるという人は、ぜひこの機会に、モータースポーツの世界への確かな第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
まとめ:Kawasaki Good Times 編集部





