カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)とは?

初心者大歓迎! はじめてのモーターサイクルイベントにもおすすめ
「カワサキコーヒーブレイクミーティング(KCBM)」は、カワサキモータースジャパンが主催するカワサキファン参加型イベントです。1998年に初開催されて以来、全国各地で実施され、世代や地域を超えた多くのライダーが一堂に会する場として定着しています。
最大の魅力は、無料でふるまわれるコーヒーを飲みながら、会場に並んだ多種多様なカワサキ車を眺め、仲間や知り合ったライダーとモーターサイクル談議に花を咲かせたり、出展ブースをめぐったりと、自由に交流を楽しめる点です。
カワサキ車以外や四輪車での参加も可能で、年齢や性別、バイク歴に関わらず、ライダーが共通言語であるモーターサイクルを通じて交流を深める場となっています。
【イベントレポート】カワサキコーヒーブレイクミーティング in 新潟
朝9時、ゲートオープン!
数日前まで不安定な天気予報だったのにも関わらず、当日は秋晴れの澄み切った空が広がり、まさに絶好のツーリング日和となりました。

会場は、新潟県南魚沼郡湯沢町にあるかぐらスキー場みつまたステーション。関越自動車道からのアクセスも良好な国道17号線沿いに位置しています。
東京と新潟を結ぶこの主要幹線道路のなかでも、湯沢町周辺はワインディングと雄大な景観が楽しめる快走エリアとして、日頃からライダーたちに愛されている場所です。

▲会場近くの国道17号線。

▲会場近くの国道17号線。
ゲートオープンは朝9時。開場前から、周辺の道を爽快に駆け抜けてきた大勢の参加者が列をなしてスタンバイしていました。気温は過ごしやすい20℃前後で、来場者の表情からは、清々しい秋のツーリングを満喫してきた充実感がうかがえました。

無料のコーヒーサービス
開場とともに、参加者のみなさんがまず向かうのが無料のコーヒーサービスです。コーヒーを飲むためのカップは、ご自身で準備する必要があります。当日は予想以上に気温が上昇したため、用意されたアイスとホットのうち、冷涼なアイスコーヒーがとくに人気を博していました。




KCBMでは、環境保護の観点から、参加者のみなさんにマグカップの持参いただくようお願いしています。愛用のカップでいただく朝の一杯はまさに格別。また、会場ではKCBMオリジナルデザインのマグカップも販売されています。記念品としても人気を博し、多くの来場者が購入していました。

▲ステンレス製の「カラビナ付きマグカップ」は、KAZE会員価格1000円、一般価格1500円で提供されました。

▲軽量な樹脂製「フィールドマグカップ」は、ベージュとブラックの2色が展開され、KAZE会員価格800円、一般価格1000円で販売されました。
愛用品を持参された方も、「せっかくだから記念に」と会場限定のマグカップを買い求める姿が多数見受けられました。
出展ブースが楽しい!


KCBMの醍醐味のひとつが出展ブースの賑わいです。会場から最寄りの正規販売店「カワサキ プラザ新潟」をはじめ、著名なカスタムパーツメーカー、アパレル・用品店などがブースを構えました。
イベント限定の特価販売を行なうブースも多く、開場直後から掘り出し物を求め、熱心に品定めをする人々の姿で賑わいました。

▲カワサキ プラザ新潟ブース。Z900RS CAFEを展示し、カワサキプラザアパレルの販売も行なっていました。

▲カワサキ プラザ新潟ブース。ショップカスタムを施したZ900RS CAFEを展示し、カワサキプラザアパレルの販売も行なっていました。

▲K.A.G(神戸アートガラス)ブース。記念品としてもお土産としてもぴったりなアイテムがいろいろ販売されていました。新作のエコバッグも発売!

▲K.A.G(神戸アートガラス)ブース。記念品としてもお土産としてもぴったりなアイテムがいろいろ販売されていました。新作のエコバッグも発売!

▲NIGHT★WALKERブース。オリジナルデザインのドッグタグの販売とともに、マグカップにレーザープリントするサービスが人気を呼んでいました。

▲NIGHT★WALKERブース。オリジナルデザインのドッグタグの販売とともに、マグカップにレーザープリントするサービスが人気を呼んでいました。

▲NIGHT★WALKERブース。オリジナルデザインのドッグタグの販売とともに、マグカップにレーザープリントするサービスが人気を呼んでいました。

▲ドレミコレクションブース。多彩なカスタムパーツやグッズとともに、Z900RSを往年のZ1000風に仕上げたデモ車を展示していました。

▲ドレミコレクションブース。多彩なカスタムパーツやグッズとともに、Z900RSを往年のZ1000風に仕上げたデモ車を展示していました。

▲PMCブース。YSSサスペンションやARCHI製パーツの展示に加え、カスタムデモ車「Z900RS ゴールドアクセント」も登場!

▲PMCブース。YSSサスペンションやARCHI製パーツの展示に加え、カスタムデモ車「Z900RS ゴールドアクセント」も登場!

▲PMCブース。YSSサスペンションやARCHI製パーツの展示に加え、カスタムデモ車「Z900RS ゴールドアクセント」も登場!

▲PMCブース。YSSサスペンションやARCHI製パーツの展示に加え、カスタムデモ車「Z900RS ゴールドアクセント」も登場!

▲デザインファクトリーブース。お手頃価格で定番かつオリジナリティもあるアパレルを展開。掘り出し物を求めるお客さんも多かったです!

▲デザインファクトリーブース。お手頃価格で定番かつオリジナリティもあるアパレルを展開。掘り出し物を求めるお客さんも多かったです!

▲デザインファクトリーブース。お手頃価格で定番かつオリジナリティもあるアパレルを展開。掘り出し物を求めるお客さんも多かったです!

▲スペシャルパーツ忠男ブース。“気持ちイー!”を体感できるマフラーを装着したZ650RSとKLX230 SHERPAを展示し、実際に音を聴くこともできました。

▲スペシャルパーツ忠男ブース。“気持ちイー!”を体感できるマフラーを装着したZ650RSとKLX230 SHERPAを展示し、実際に音を聴くこともできました。

▲スペシャルパーツ忠男ブース。“気持ちイー!”を体感できるマフラーを装着したZ650RSとKLX230 SHERPAを展示し、実際に音を聴くこともできました。

▲モチュールジャパンブース。カワサキと共同開発したエンジンオイルを展示! スタッフの方に愛車にぴったりの製品を尋ねられるいい機会でした。

▲モチュールジャパンブース。カワサキと共同開発したエンジンオイルを展示! スタッフの方に愛車にぴったりの製品を尋ねられるいい機会でした。

▲BEET JAPANブース。マフラーをはじめさまざまなカスタムパーツを装着したNinja ZX-6R 40th Anniversary EditionとZ H2の2台を展示。BEETはグッズもおしゃれです。

▲BEET JAPANブース。マフラーをはじめさまざまなカスタムパーツを装着したNinja ZX-6R 40th Anniversary EditionとZ H2の2台を展示。BEETはグッズもおしゃれです。

▲BEET JAPANブース。マフラーをはじめさまざまなカスタムパーツを装着したNinja ZX-6R 40th Anniversary EditionとZ H2の2台を展示。BEETはグッズもおしゃれです。

▲BEET JAPANブース。マフラーをはじめさまざまなカスタムパーツを装着したNinja ZX-6R 40th Anniversary EditionとZ H2の2台を展示。BEETはグッズもおしゃれです。
SNS投稿でステッカーをプレゼント!


恒例となったSNSキャンペーンも実施。会場で撮影した写真に「#カワサキ」「#KCBM」のハッシュタグを付けて投稿した方には、オフィシャルステッカーがプレゼントされ、当日もSNS上には数多くの投稿があふれました。
1回5000円の「KCBMガチャ!」に行列が!








さらに、午前中から行列を作っていたのが、「KCBMガチャ!」のコーナー。1回5000円と高額ながら、必ず5000円以上のアイテムが当たるという満足度の高い企画です。本革のライディングジャケットや高機能インナー、有名ブランドとコラボレーションしたジーンズなど、目玉となる高額景品も用意されており、挑戦者たちの期待感を高めていました。
ステージイベント開始! 警察車両の出展も実現
10時にはメインステージイベントがスタート。MCは、KCBM常連ライダーにはお馴染みの、軽妙な語り口が人気の塩田康介さんが務めました。


今回のKCBMでは、警察車両の出展も実現しました。
南魚沼警察署の協力により、パトカーと白バイが展示されたほか、ステージでは白バイ隊員によるモーターサイクルの安全な運転技術や走行時の注意事項に関するレクチャーが行なわれました。基本に立ち返る貴重な話に、みなさん興味津々で耳を傾けていました。

▲パトカーの運転席に乗ることもできる貴重な機会となりました。
「最初は『K』」で始まる、じゃんけん大会
その後、ステージでは出展ブースの紹介が行なわれたのち、お待ちかねの第1回じゃんけん大会が開催されました。KCBM 2025では、午前と午後の2部制で実施されています。




じゃんけん大会は、KCBMならではの「最初は『K』」のハンドサインから始まるユニークな方式。初めて参加する方々は、Kのサインを作るのに戸惑う様子も見られましたが、リピーターにとってはもはやお馴染みの儀式となっていました。
景品は、タオルやトートバッグ、キーホルダーなど多岐にわたり、なかにはダルマの名産地である群馬県高崎で制作された可愛らしい「カワサキ 福ダルマ」も登場し、会場を沸かせました。

▲個性的なデザインで注目を集めた「カワサキ 福ダルマ」。こちらはカワサキ公式オンラインショップでも購入可能です(税込1980円)。
自由に楽しめる! それがKCBMの魅力
午前中のじゃんけん大会終了後は、しばしの自由時間。会場には3台のキッチンカーも出店しており、地元グルメを含む多様なランチメニューが提供され、昼食をとる参加者で賑わいました。



また、会場に設置された「KCBMモニュメント」は、人気のフォトスポットとして常に誰かしらが記念撮影を行なっており、賑わいを見せていました。
来場記念の撮影はもちろん、SNS投稿用の映え写真を狙ったり、顔出しパネルのように工夫して使ったりと、参加者は思い思いの方法でこのモニュメントとの記念撮影を楽しんでいました。







特筆すべきは、新旧・カスタム問わずモーターサイクルがずらりと並ぶ駐輪場の壮観な景色です。この光景は、さながら「カワサキモーターサイクルショー」の様相を呈しており、カスタムのアイデアを得るための参考にもなっていました。






会場が新潟であることから、新潟県内ナンバーに加え、北関東や長野県からの参加者が目立ちましたが、南関東、北陸、東北地方からのライダーも数多くいらっしゃいました。
参加者の方々に話をうかがっていくなかで、「今回が初参加」という方にも大勢出会いました。ひとりでも、ふたりでも、グループでも楽しめるイベントです。入場無料・出入り自由なため、「ちょっと覗きに来た」という方が多いのも特徴といえるでしょう。
なかには、九州など遠方からはるばる駆けつけた熱心なファンも。今回の「一番乗り」さんは、福岡県からNinja H2 SX SEで来場された方で、前日の午後に出発したとのこと。KCBMへの計り知れない熱意が伝わってくるエピソードです。

▲KCBM新潟の「一番乗り」さん。ゲートオープンまでは、同じく早く着いた人たちと語らっていたそうです。
また、KCBMを仲間との再会の場とするグループも見受けられました。たとえば、あるオーナーズクラブのメンバーは、それぞれ異なる地元から大集合。前日に近隣の宿で宴会を楽しんだ後、KCBMに参加するのが恒例となっているそうです。
地元のモーターサイクルクラブや、ショップのツーリング企画を兼ねて団体で来場するケースも多く、KCBMは単なるイベントに留まらず、ライダー仲間と集い、ツーリングの「きっかけ」を提供するハブとしても機能していることが分かります。

2回目のじゃんけん大会→記念撮影でフィナーレ

さて、イベントはいよいよ終盤戦へ。午後になると気温は30℃近くまで達し、アイスコーヒーはますます人気に。半袖でも快適な陽気となりました。
2度目のじゃんけん大会は12時15分から開催されました。午前中と同様に「最初は『K』」でバトルが繰り広げられましたが、午前の回よりも景品が豊富に用意されており、一段とヒートアップしました。景品獲得を目指すなら、午前・午後の両方に参加することが賢明といえるでしょう。

そして、イベントのフィナーレは参加者全員による集合写真の撮影です。時刻は13時、KCBM新潟は盛況のうちに閉会を迎えました。
集合写真に写っているのは、13時の時点で会場にいらっしゃった方々です。朝早く到着し、閉幕前に出発される方も大勢いました。今回の参加台数は二輪・四輪合計1239台に上りました。
参加者のなかには、このあと周辺のツーリングに出かける方、遠方への帰路を急ぐ方、あるいは近隣に宿泊して温泉を堪能する方など、それぞれの「これから」が垣間見えました。






次回は静岡県・浜名湖ボートレース場で2025年11月30日に開催!
KCBMは10時から13時の開催で、予約不要、入場無料、出入り自由という気軽さが特徴。コーヒーを一杯飲んで会場をサッと見て、次の旅路へ出発する方もいれば、100回以上の参加歴を持つ「レジェンド」のような方もいらっしゃるなど、楽しみ方は人それぞれです。

次回は、2025年11月30日に静岡県湖西市の浜名湖ボートレース場にて開催予定。まだこのイベントに参加されたことのない方には、ぜひ一度訪れてみることをお勧めしたいです。カワサキファンが一堂に会する、この温かく心和む交流の場で、きっと素敵な思い出ができることでしょう。
▶▶▶KCBM特設サイト|開催情報など詳細はこちらからご覧ください!
レポート:Kawasaki Good Times 編集部




