カワサキのライダーズクラブKAZEが後援するこのイベントは、レジャー性の高さも魅力。単に速さを追求するだけでなく、大切な仲間とのチームワークを深め、「ライダーのマナー向上」や「操縦技術の向上」を行ない、何よりも「JET SKI LIFEを安全に、心から楽しんでもらうこと」を目的としたカワサキ艇限定の祭典です。
船舶免許を取得したばかりのビギナーからシニアライダーまで、幅広い層のユーザーが一緒に楽しめるイベントとしてKAZE会員の人気を集めています。
耐久レースとタイムアタックを通じて、ライダーたちの友情と、水上でのスリルを満喫する姿を垣間見ることができました。
圧倒的な存在感! カワサキ JET SKIの魅力
水上オートバイの「JET SKI」は、じつは川崎重工業株式会社の登録商標であり、カワサキが長年にわたってマリンレジャーをリードしてきた証です。

▲JET SKI ULTRA 310LX

▲JET SKI ULTRA 310LX

▲JET SKI ULTRA 310LX
カワサキのJET SKIは、その高い信頼性と走行性能で、世界の水上オートバイファンに愛され続けています。フラッグシップモデルの「ULTRA 310」シリーズは、PWC(パーソナル・ウォータークラフト)業界最大級のパワーと、波にも負けない安定した船体設計(ハル)を両立。
さらに、Bluetooth対応のオーディオシステム「JETSOUND」や快適性を追求したシートなど、高性能でありながら、仲間と長距離クルージングも楽しめる快適性を備えたモデルが充実しています。
今回の耐久レースでも、参加チームが愛艇のJET SKIを駆り、水上での最高の時間を楽しんでいる姿が印象的でした。
悪天候がドラマを生んだ! 熱き2日間
イベント期間の2日間は、残念ながら雨に見舞われるコンディションとなりました。それでも、参加者の熱気と楽しさは衰えることがありませんでした。


初日(10/4)は、気温22℃、波高2mという荒れた水面でのスタート。午前中からタイムアタックが始まり、午後にはスーパーランナバウトクラスの2時間耐久レースが行なわれました。荒波が選手たちのテクニックと集中力を試すなか、各チームは安全を最優先に、慎重かつ果敢な走りを展開。大きな事故なく、初日を終えることができました。

2日目(10/5)は波高0.5mとやや落ち着いたものの、雨は続きました。この日はシングルクラスとランナバウトクラスの耐久レースを実施。悪天候でのレースは、ライダー交代や給油といったピット作業でのチームの連携が鍵となります。砂だらけになりながらも声を掛け合い、力を合わせてゴールを目指すライダーとクルーたちの姿は、まさにチームスポーツの醍醐味そのものでした。

「KAZE JETSKI Enjoy 耐久」は3クラス制
今回の耐久レースは、マシンの特性に応じて3つのクラスで競われました。それぞれのクラスの特徴と、熱戦を制した上位5チームを紹介します。
1. シングルクラス(1人乗りモデル)
立った状態で操縦する「SX-R」などのモデルで競われるクラス。ライダー個人の体幹やテクニック、そして過酷なコンディションを楽しみ、乗り切る精神力が求められます。
| 順位 | チーム名 | 周回数 |
| 優勝 | クイックアップ チームK | 56周 |
| 2位 | CHUBU Riders | 55周 |
| 3位 | チームKAΑΝΟΑ | 53周 |
| 4位 | M&H ビギナーチャレンジ | 50周 |
| 5位 | クイックアップ チームS | 49周 |
2. ランナバウトクラス(3人乗り・自然吸気NAモデル)
「ULTRA LX」「STX」などの3人乗りモデルで、参加チームがもっとも多かったクラスです。燃費性能や航続距離に優れるNAモデルのため、安定したペース配分と確実なライダーチェンジが求められる、チーム戦略が光るクラスでした。
| 順位 | チーム名 | 周回数 |
| 優勝 | チームビークル | 57周 |
| 2位 | Team West Lagoon 69 | 55周 |
| 3位 | SEA-ONE | 55周 |
| 4位 | Team Avanza104 | 55周 |
| 5位 | EXCEL GROUP | 54周 |

▲ランナバウトクラスの表彰式。
3.スーパーランナバウトクラス(3人乗り・スーパーチャージドモデル)
カワサキ最高峰の「ULTRA 310」シリーズなどが中心となる、最速を誇るクラスです。圧倒的なパワーをいかに2時間安全に、楽しく乗りこなすか、チーム一丸となったマシンのマネジメント能力が試されます。
| 順位 | チーム名 | 周回数 |
| 優勝 | SEA-ONE | 54周 |
| 2位 | NEXUS Racing | 52周 |
| 3位 | ZUSHI EJ Racing | 51周 |
| 4位 | TACOZCHAMPIONX Iwaki Dlannin | 48周 |
| 5位 | マリンメカニック | 27周 |
雨に濡れながらも、集合写真撮影時は、参加者全員の最高の笑顔が輝いていました。

「JSP L&B presents KAZE JETSKI Enjoy 耐久 in 琵琶湖」は、2日間にわたる雨という環境のなか、全競技が参加者の協力のもと、無事に完了しました。
このカワサキ艇限定イベントは、耐久レースとタイムアタックを通じ、参加ライダーたちのチーム戦略と操縦技術を高め、水上レジャーを楽しむ喜びを分かち合う場となりました。
次戦は南の島へ! 宮古島大会の開催が決定
琵琶湖での熱戦の余韻冷めやらぬうちに、次なるKAZE JETSKI Enjoy耐久は美しい南の島へ舞台を移します。
「KAZE JETSKI Enjoy耐久 in 宮古島」は、2025年11月22日(土)・23日(日)に、沖縄県宮古島市の与那覇前浜ビーチで開催されます。エメラルドグリーンの海という最高のロケーションで、琵琶湖とはまた異なるコンディションでの、最高の水上遊びを予感させます。温暖な宮古島で、JET SKIの楽しさを満喫するライダーたちの新たなドラマにご期待ください。
まとめ:Kawasaki Good Times 編集部



